貯金が続かないと悩んでいるあなたへ
貯金を続けるためには、給料日当日、まだ使う前に決められた金額を移動してしまう「先取り」、移動したお金を引き出すのに時間と手間がかかる「簡単に引き出せない」口座にいれましょう。そしてそんな貯金したことを「忘れましょう」
この3つを実践することで貯金が続けられるようになりますよ。
「まずはおのれに支払え!」貯金したければ、「先取り貯金」の仕組みを作ろう
「まずはおのれに支払うのだ」「バビロンの大金持ち」にでてくるアルガミシュの本質を突いた至言ですね。(本のなかのアルガミシュの言葉は至言だらけです)
この言葉どおり、貯金を続けるためには、給料日当日に決められた金額を「おのれに支払う(=貯金)」仕組みを作りましょう。といってもめちゃくちゃ簡単です。
・必ずお金が入った当日に別口座に移動すること
・何があろうと決めた金額を変えないこと
必ずお金が入った当日に別口座に移動すること
必ずお金が入った当日(給料日や支給日)に別口座に移動しましょう。お金が入った当日に貯金するからこそ、「先取り貯金」ですね。
具体的には、各銀行の定期型の積立預金を開設して、「毎月○日に○○円を引き落とす(移動する)」という手続きをしましょう。
どこの銀行もネット銀行も必ずといっていいほど定期型の積立預金はありますし、手続きも全然難しくないので、すぐにやってしまいましょう。
先取り預金の良いところは、お金を使う使わない関係なく、お金が入った瞬間に強制的・自動的に貯金してしまうところです。
何があろうと決めた金額を変えないこと
毎月すると決めた金額は絶対に変えないようにしましょう。
なぜなら、生活リズムを一定にするためです。
先取り貯金するということは、当然ですが貯金を差し引いた金額で生活していくことでもあります。20万円の手取りで2万円(10%)を先取り貯金するということは、残りの18万円で暮らすということです。
先取り貯金し始めた頃は、特にお金が少なくなっていることで、不安になったりストレスを感じたりするものです。そんなときに貯金額を減らしたり、逆に急に増やしたりすると、生活も精神的にも安定しなくなります。まずはゆっくりと決めた金額で生活することを楽しみましょう。
貯金額の増額は、そんな生活がある程度安定してきたところで無理のない範囲でやっていきましょう。
先取り預金ではいくらくらい貯金すればいいの?貯金したら生活が苦しくなるんじゃない?そんな疑問がでてくると思いますが、そのことを詳しく解説したこちらのブログもあります
先取り預金のことを詳しく書いたこちらのブログもぜひ読んでみてください。
お金を引き出すことにめちゃくちゃ手間と時間のかかる口座に移そう
人間の心は強くない・・・だけど貯金は絶対続ける!
無事に先取り預金の仕組みを作って、給料日当日に決めた金額のお金を移動するようにしました。
ですが、「あ、まずい、今月お金厳しいな・・・」、「来月は(友人の結婚式で)出費があるな・・・」となることもあるかと思います。
そんなとき「なりクマ」は、「わかるわかる、そんなお金が厳しいときや、出費があるときのための貯金ですもんね、そんなときは引き出しても大丈夫ですよ!」なんてことは言いません!
自分でせっかく先取り貯金の仕組みを作っても、そんなことでせっかく貯めたお金を引き出してしまったら、全然意味がありません。
といっても人間の心は強くないということもわかります。
そんな心の弱さを乗り越えるための具体的な方法を教えます。
貯金したお金を簡単に引き出せないところに置いておきましょう
お金を簡単には引き出せない場所に置いておきましょう。
「簡単に引き出せない場所」とは引き出すのにめちゃくちゃ手間と時間のかかる口座のことです。
具体的には・・・
・印鑑が必要
・窓口対応が必要
・手書きの払出請求書が必要
引き出すためにこの3点が必要、またはこのどれかが必要、という口座に移しましょう。
さらにキャッシュカードが発行できない(発行しない)というのも大切です。
「私が使っているのはネット銀行なんだけど・・・」
ネット銀行やインターネットバンキングの場合は、移してしまった先の口座のユーザーIDやログインID、暗証番号をメモした紙を物理的に離れた場所(実家など)に置いてしまいましょう。
こんな口座に分けて入れていると「お金がない!だけど引き出すには、時間作って銀行いって順番待って、手続きして~わぁ~めんどくせー!!!」となります。
これらの口座のほとんどは引き出すことが大変という意味で、例えば追加で預け入れする、ボーナスなど臨時収入を預け入れすることはいつでも可能となっていることがほとんどです。
究極!貯金したお金は忘れてしまいましょう。
ここまで貯金をするためには、先取り貯金と、物理的にすぐには引き出すことのできない口座に入れてしまいましょう。ということを書いてきました。
これってどういうことかというと、貯金したお金は忘れてしまいましょう(存在しないことにしてしまおうということです)ということでもあります。
お金がすぐ引き落とせるようなところにあると、気になってしまうもの、あそこにこれくらいのお金があると分かっていたら、
「いざとなったら(貯金のお金を・・・)」
「これを買っても(貯金のお金があるから・・・)」
そんな気持ちが芽生えてしまうもの。普通に生活してるだけで、あらゆる誘惑や欲望に振り回されるもの、やはり人間の心は強くないのです。
なので、「貯金を忘れる(ないことにする)」というマインドで貯めていきましょう。
まとめ
- 貯金を続けるためには、先取り貯金の仕組みを作りましょう。給料日などお金が入ってきたと同時に、強制的に、自動的に、別口座に移しましょう。
- 一度決めた金額は変えずに、先取り後の収入でやり繰りできる生活に慣れましょう。
- 「人間の心は強くない!」簡単に引き出せない口座(=引き出すのに手間と時間のかかる)にお金を移しましょう。
- 「そんな貯金の存在は忘れてしまう」そんなマインドで貯金してみましょう。
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