まわりの反応、自分の変化を楽しもう!レコーディングダイエットで60kg痩せた「なりクマ」の経験を語ります

健康・ダイエット

なりクマはダイエットして60㎏痩せた

なりクマはダイエットして60㎏ほど痩せた。詳しいデータは以下、

体重体脂肪率内臓脂肪レベルBMI
減量前131.2㎏39.3%20(MAX)43.3
減量後68.8㎏15%22.5
減量幅-62.4㎏-24.3%-15-20.8
減量前2007年9月~減量後2008年8月

ざっくりこのような数字であった。

まわりの反応の変化もおもしろい

まわりの反応も面白かった。はじめはすごい!と驚かれた。そして褒めてくれる。やせただけなのに褒めてくれる。痩せただけなのにオリンピックで金メダルをとったみたいに褒めてくれた。もはやメダリストだった。
それでも痩せ続けると、今度は心配された。銀行にいったうちの会社の社員がカウンターの女性から「なりクマさんはご病気なんですか?」と聞かれたりした。そうか、病気になるのか、ふむふむ、なるほどと思った。
さらに痩せ続けると「痩せ方が危ない!止めた方がいい!」とも言われた。チャレンジしている人間のことを心配してくれているのであろうが、お前はなんの専門家だ、服屋の店員じゃないか、服屋の店員はダイエットが危険かどうか、判断できるのか?勝手なものだ。
そしてほぼ痩せ切った頃に、訪ねてきた顔見知りの取引先の方が、私に向かって「なりクマさんいますか?」と言ってきた。「え、私ですよ」というと、「え?ん?え~!」となった。私はいるけど、いなくなったのだった。存在が消えた。
まわりの反応シリーズはまだまだある。当時帰省してきた家族も何度見もしてた。ご飯食べてても、話してても、全然慣れず、実家なのに知らない人がいる、全然落ち着かないと言われた。あなたの兄です。

60㎏痩せると、そんなことが起こる。面白いので、ぜひ痩せてみてほしい。

その方法はレコーディングダイエット

痩せた方法はレコーディングダイエットだ。
レコーディングダイエットとは、岡田斗司夫さんが痩せた方法で、「いつまでもデブと思うなよ」をいう岡田さんの著書を読んで、自分もやろうと決意した。BSまんが夜話の頃からファンだったので、痩せたときにはびっくりした。当時たしかキャッチコピーで、「文系のおたくができたダイエット」みたいな書き方があった(記憶はあいまいだ)。それも見て、岡田さんもできるのであれば、私もできるのでは!と思ってやってみたのだった(失礼かも)。期間は2007年9月~2008年8月にかけて、約11ヵ月やった。

レコーディングダイエットは、基本的は何を食べてもいい、その代わり一日の摂取カロリーを基礎代謝量までにする、というものだ。だから毎日葛藤した。ケーキを食べるか、山盛りの野菜や豆腐を食べるか、前者は好きなものだが、腹は満たされない、後者はそこまで好きじゃないが、腹は満たされる。葛藤の連続だよ、人生は。

低糖質・断糖質、脂質だけをとるケトジェニックダイエットもやっていない。そのあたりの方法をダイエットしたあとに何度か挑戦してみたが、糖質を食べないとかなり体調が悪くなることが数回続いたため、このやり方は合わないと止めた。肉や魚も卵も大好きなのに、食べ続けると体調がおかしくなる、そして飽きるし、美味しくもなくなる。大好きなのに、だ。

当時20代であった「なりクマ」はまずは摂取カロリーを1800kcalからスタートして、ある程度痩せてからは1500kcalにした。運動も始めはやってなかったが、年明けくらいからランニングだけはした。自分のランニングは時速5㎞だった。私はランニング、一生懸命走っていた。それなのにお話しながらウォーキングしている夫婦に抜かれた。
ランニングを初めた当初は時速5㎞で2kmほど走ると、ふくらはぎと心臓と肺が、12年くらいたった充電器のようにパンパン膨らみ、爆発寸前くらいまで苦しくなった。
それでも走っていると、少しずつ走れるようになった。前に抜かれたウォーキングの夫婦を抜いたときには、俺は気づいたらこんなところまで来てしまったのか、と思った。

ホメオスタシス、停滞期とも闘わなければならない

ダイエットしているということは常に軽い飢餓状態になる、その状態をなんとかごまかしたりしている。さらに恒常性(ホメオスタシス)まで邪魔をしてくる。「お前の体はこんなんじゃない、元に戻ろう、元にもどったほうがいいよ、あのときのお前最高だったじゃん!」と体が伝えてくる。それに対して、「俺は変わりたい、俺は変わるんだ、お前らとはもう付き合えない、痩せた体になるんだ」と説得し続けて、ようやく諦めてくれる。

さらに体が危機状態になると、ついに超スーパースペシャル省エネモードに突入する。携帯の充電が残り3%のときみたいに。これが停滞期だ。その停滞期も乗り越えなければならない。ホメオスタシスには説得したが、こちら生存本能に近い。だから「え、全然飢餓じゃないですけど」「なに勘違いしてんスカ~」、「けっこう食べてんすけどね~」みたいな感じでごまかすのだ。
そうすると、「お前いいんだな、ほんといいんだな、どうなっても知らないよ」と言って、また減り始める。

こんな闘いに勝って、みんな痩せているのだ。ダイエットした人はみんな偉いのだ。
つづく

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